介護施設の種類と役割

介護保険施設とは

 

 

介護保険施設とは、都道府県知事が指定する介護保険法に基づいて運営されている介護施設のことです。

 

実際の施設の種類としては、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム),介護老人保険施設(老人保健施設),介護療養型医療施設(療養型病床群等)の3種類があります。これは1997 年の介護保険法の制定によって創設されたもので、介護保険法は、要介護者等に対して介護保険制度を設けて、保険給付等を実施することに関する必要事項を定めることを目的とした法律です。

 

この介護保険法が施行されて、施設利用時の食費や居住費は自己負担となりましたが、新たな仕組みとして、予防介護の導入や、介護の予防や、権利擁護の相談機能を持つ地域包括支援センターが新設されています。

 

現在、老人福祉法の財政破綻の問題がクローズアップされていますが、医療分野を切り離した老人保健法の制定の次に、新たに高齢者福祉を扱う仕組みとして考えられたのがこの介護保険法となっています。

 

介護保険施設は3種類あるとしましたが、実際に利用することになる場合は、それぞれ役割の内容や利用方法も異なるものとなっているので、できればこうした施設の特徴は事前に理解しておいた方がよく、サービス内容についても上手に活用していきたいものです。それは老後の生活の質を向上させるためには大変重要なことになります。